Carolina-rig
キャロライナリグ（サウスキャロライナリグ）

　スプリットショットに似ているが、スイベル（より戻し）を付けることによって、リーダーの長さを一定に保っている。また、中通しのシンカーを使用するため、糸を傷つけずに重い物を使用でき、ベイトタックルでも遠投できる。特に重い物を付けたリグを「ヘビーキャロライナ」と呼ぶ。また、スイベルから上はシンカーが移動できるため、バイトしたバスがシンカーの重さによる抵抗を感じないようになっている。

　１、キャロライナで使用するシンカーはバリエーションに富んでいる。

（ａ）は中通しラウンドシンカー。ボトムの状況を把握しやすいが根掛かりしやすい。（ｂ）はテキサスに似た、バレットシンカーとビーズの組み合わせ。（ｃ）は中通しナツメ型シンカー。ラウンドに比べ根掛かりしにくい
　２、はスイベル。
　３、のリーダーは、２０～５０ｃｍが標準。（初心者は短い方が投げやすい。）１ｍ以上出す人もいるが、アタリが非常に取りづらいため、上級者専用。フックは根掛りしにくいオフセットフックを使用。

使い方

１．ボトムクロール、ボトムスイミング

　Aのボトムクロールは、ボトムをズルズル引っ張るアクション。ロッド操作は必要有りません。底の岩や石に当てながら巻いてくると、ワームは不規則な動きをします。巻くスピードを色々変えてみて、時々ポーズを入れてみる。慣れてきたら、ロッドを横方向にあおってリトリーブした方が根掛かりしにくく、ボトムを把握しやすい。
　Bのボトムスイミングは、着底したらロッドを真上にあおって引っ張る。その後、ロッドを戻しつつ、たるみを巻き取る。すると、リーダーの先のワームは、惰性で左右にダートする。重要なのは、キッチリ着底してから次のリトリーブに移ること。キャロライナリグのアワセは、出来るだけストロークを大きく長くしないと、フックに力が届かないので注意。